タイトル

「海に眠る父を求めて
日英蘭 奇跡の出会い」
(2007年7月17日)※地域によっては12日から店頭に並びます
「風のそよぎ」
(仮題 2007年12月発売予定)
本書の内容
還暦を過ぎたアメリカ在住の著者が、ひょんなことから、三歳のときに太平洋戦争中に日本海軍の潜水艦に乗っていて戦死した父のことを調べ始めたのがきっかけで、次々に不思議な出逢いが続き、世界中に恩讐を超えて交流が広がっていく様子を描いた感動の実録ストーリー。
出版社
株式会社学習研究社(Gakken, Co., Ltd.)
体裁
四六判 約400ページ
著者プロフィール
鶴亀 彰(つるかめ・あきら)
1941年、鹿児島県生まれ。鹿児島ラ・サール高校を経て、京都外国語大学を卒業後、東京オリンピックが開催された1964年に、旅行会社のニュー・オリエント・エキスプレス社入社。1966年、同社の米国オフィス駐在を命ぜられ渡米し、ロサンゼルスオフィスで勤務。その後、ニューヨークオフィス勤務などを含め、13年間駐在。思うところあって同社支配人を最後に1979年円満退職。家族とともに世界一周の旅に出る。
その後1980年にロサンゼルスでカリフォルニア・コーディネーターズ社を設立、代表取締役社長となる。日本から米国やメキシコに進出する企業の現地における支援や、米国ハイテクベンチャー企業の日本市場進出を手伝う。1985年には世界初のハイテク企業経営者のネットワーク会議を日本経済新聞社等の協力により東京で開催。その後、日米のハイテク企業経営者が集うパシフィック・テクノロジー・ラウンドテーブルなどを共同主宰し、日米間のハイテクベンチャーの交流に寄与。2000年には日米の仲間と一緒にシリコンバレー、東京、ロサンゼルスに日本のベンチャー企業を支援するビジネス・カフェ・インクを創立し、運営に参加。エプソン、コンパック、ヒューレット・パッカード社等の企業メルマガに、カリフォルニアのハイテク産業の動きなどに関するコラムを定期的に寄稿。日米のハイテクベンチャー事情には詳しい。その他、数年に渡り、ビジネスコミュニケーション誌や、郷里鹿児島の南日本新聞などにコラムを持った。在米40年を通じ、日米往復は160回を越え、太平洋の両側の事情や人脈に明るい。大阪産業大学のMBAコースの講師や金沢工業大学大学院の客員教授を勤め、テレビ会議システムによる遠隔授業でグローバルビジネス特論の講義を行ったりもした。
日米協会会員、トーランス・柏姉妹都市委員会理事、トーランスYMCA理事、リムテック理事、US Japan Relationship Fund理事、ゴールドコースト・イノベーション・センター理事、盛和塾USA事務局長などを務める。現在ロサンゼルスの南の郊外、ロミタ市在住。妻と息子の三人暮らし。
企画意図
2007年問題と言われるほど、団塊の世代の大量定年退職者が話題となっている。その数は七百万人にものぼるという。彼らの多くはまだ元気で、経済的にも余裕がある。その彼らが、長年勤めて来た職場を離れた後の人生を、どのように生きるかを模索している。趣味に生きる者、ボランティア活動に従事する者など、いろいろであるが、一つのヒントとして、父を求めて世界中を旅した著者の体験は、彼らにも“自分探し”のための参考になるだろう。
また父と子の問題は、この世に生まれ出たすべての人々に関心のあることではあるが、出版界の現状を見ると、母親が取り上げられることは多くても、父親との関連に関する本は少ない。しかし男性も、そして女性も、自分の人生において、父親との関係は極めて重要な感情的、精神的な要素である。三歳の時に父を失った著者の物語は、多くの読者に父との関係を思いなおす機会を与えると思う。
著者の数年に渡る父を求めての旅は、元敵国の人々との恩讐を信頼と友情に変えた。今日でも世界には戦争が続き、また日本においても若者の右傾化が懸念される中で、戦争がもたらす傷の大きさと悲惨さを伝えることは、大変に意義あることである。お互いに思いやりの心を持つことが、国との間においては戦争を避け、個人との間では争いを避けられることを、この三つの潜水艦にまつわる家族の実例から知ることができる。
また著者の旅は、実に不思議な偶然が続く旅であった。そして多くの未知の人々から予想もしない無償の支援と協力が得られた旅であった。閉塞感や無気力に悩まされる人が少なくない日本で、本当は自分の前にはありとあらゆる可能性の道が潜んでいることを、この話を通して伝えたい。この世の中は私たちが考える以上に、広く、深く、豊かで、楽しく、面白い場所であることを伝えたい。そしてちょっぴり勇気を持って一歩足を踏み出すと風のそよぎの中に新鮮な世界が広がっていることを伝えたい。
公式ウェブサイト
http://www.tsurukame-book.net/